キンメダイというもの
紅葉も終えて、冬が到来である。
今夜の夕飯。こういう日には、温かいものでも食べたくなる。
さて、昨今は自炊する機会に恵まれている。そのため食材を手に入れるべく一人スーパー行くとするか。
先日きんめ鯛の頭と身でうしお汁を作ったが、大変美味であった。また作ろう、そうしよう。あとは昨日の残り物でよかろう。そうしよう。
自室でマフラーをつけ、上着を羽織る。買い物バックを片手に靴を履き玄関に出ると暗い。日が落ちるのも早くなったものだ。
最寄りの駅の隣りにあるスーパーに向かう。5分程度の徒歩。
歩きながら過去を振り返る。昨年の今頃は、pyspa Advent Calendarでコクワガタを飼っていることを書いたっけ。職場では春先特に忙しかったなぁ、笑い話もいっぱい経験できた。来年はどんな体験をするのだろうか。
あっという間にスーパーに到着する。このご時世なので、手を備え付けの消毒し、安売りの商品リストを一瞥し、買い物かごを手に取る。
野菜コーナーは、いちごなどの果実に目をやったが通り抜ける。今日はキンメダイでうしお汁と決めたからには、鮮魚コーナーへ。
好物の牡蠣が並んでるが、今日はキンメダイ。どこだ。お、切り身があるじゃないかと2切れのパックを見つける。カシラが今日はないのか。
うしお汁には切り身は脇役で、カシラこそ求めているものだ。そんな考えがあるので、切り身では満足できない。
切り身はあるが、カシラがない。人気で売れてしまったのか、今日は特別な事情があって、店頭に並んでいないのか。キンメダイ。
鮮魚コーナーをさまよう。真鯛のカシラが2つはいったパックを見つける。どうやら、今日は真鯛押しなようだ。
真鯛とキンメダイを比べると、キンメダイのあの淡い赤色。なんてきれいなんだ。そう思いながらも今日は諦め、真鯛のパックを手を取り買い物かごへ。
他に購入する予定の商品を探しながら、店内に目をやる。正月向けのお餅が並んでおり、年末が近づいたことを改めて認識する。
レジに並びながら、真鯛に目をやり、キンメダイが手に入らなかったのを悔いる。真鯛の調理を一段落終えたら、キンメダイについて調べてみるか。
pyspa Advent Calendar 2021
以上、pyspa アドベントカレンダー2021の5日目でした。