ここ1,2年を振り返り読んでいた書籍。

モバイルシステム技術テキスト エキスパート編-MCPCモバイルシステム技術検定試験1級対応-第7版

民間資格である「モバイルシステム技術検定試験」の1級対応している書籍。資格の1級自体は書籍によるとIPAの応用技術者試験(スキルレベル3)、ITストラテジスト試験(スキルレベル4、高度情報処理技術者試験)、ネットワークスペシャリスト試験(スキルレベル4、高度情報処理技術者試験)の合格相当。

内容としては、ネットワークの基礎から、信号方式などのコアネットワーク技術、IoTシステム技術、端末・アプリケーション、モバイルインターネット、モバイルコンテンツ、モバイルシステムの要件定義、システム開発、システム運用、モバイルシステムの関連法制度。

私はソフトウェアの開発が主戦場ということと、セキュリティが好みということもあり、システム開発の設計において、セキュリティバイデザインありきで紹介されていることや、セキュリティ管理の基礎については、強い興味をもって読むことができた。
システム運用では、資産管理とりわけ、テレコム特有の資産であるネットワークやハードウェアの管理について取り上げられている点も、ソフトウェアの開発者の観点から興味深い。

移動通信システムの世代としては、3Gや3.9G、4Gが中心で、一部5Gも見据えてということで、紹介されている。やや古い。

なお、電波や通信の仕組み、ネットワーク周りは私にはやや難しかった。

携帯電話はなぜつながるのか

こちらの書籍は、携帯電話がなぜつながるのかを解説している。

携帯電話の端末が基地局とどのように無線でつながるのかの仕組みから、コアネットワーク、高速にデータを送る仕組み、インターネット網との接続などが紹介されている。一部2G時代の歴史から入っており、理解することの一助になる。

CDMA(3G)やLTE3.9Gが中心。いま4G、5Gへの移行期であることを考えると少々古い。

ただ、移動体通信事業に関わる際に、一冊目としては最適だったろう。過去の私に伝えてあげたい。

マイクロサービスアーキテクチャ

昨今、アプリケーションの設計で、マイクロサービスアーキテクチャであったり、コンテナ仮想化を求められることが増えてきた。

マイクロサービスの原則から、どのような設計ポイントを気にする必要があるのか知る必要がある。
その際に、私が選択した情報源の一つはこの書籍。

サービスモデルをDDDの手法で境界を分離するという手法、モノリスの分割、デプロイ、テスト、監視、特に認証認可のセキュリティと紹介されている。

詳細な事柄で興味持ったのは特にオートスケーリング。ヒーリングについてはあまり紹介されていなかったのはやや気になる。

Effective Java 第3版

ある日突然Javaを書く日はやってくる。

久々のJavaなのでついでに読んだ。身の回りへの紹介目的が主。

翻訳者の柴田さんが、Effective Java 第3版読書会 - connpassを開催しているので、本気で私が読むなら参加することを考えたが、私のためではなかったので、参加しなかった。

エキスパートPythonプログラミング改訂3版

身の回りとの輪読会目的で買った。Cythonや最適化など好きな領域が2版と比べて増えておりより良くなっていた。

システム障害対応の教科書

ソフトウェアエンジニアが自力でシステムをある程度運用する必要があるし、もちろん運用に特化した技術職とかかわることもあるので、ITシステムの運用の知識を仕入れるためにもと読んでみた。

そんなに難しい内容はなく、これだったら、運用に特化した部門もってる会社なら、社内の研修など充実しているので、それらのほうが凌駕しているであろうし、IPAの高度情報処理技術者試験のITサービスマネージャ試験向けの教材で学んだほうがよいかと思った。ITILであったり。

システム障害の書籍なので、システム運用全般については語られていないし。
とはいえ、平易に書かれているので、一冊目にはおすすめできる。

lex & yacc。lex & yaccプログラミング

諸事情あって、英語原版と日本語版の二冊を買った。簡単にいえば、パーサージェネレータを使ってパーサを書く機会があったため。とりわけ、身の回りへの啓蒙・啓発が目的。

それもあり、私は日本語版を流し見した。

入門監視

監視についての書籍。

体感だが、監視する機会は以前にまして増えているし、今後も増え続けるだろう。良著。

ソフトウェアライセンスの基礎知識

ソフトウェアを開発しているとソフトウェアライセンス、とりわけOSSライセンスを考慮することが出てくる。

その際に見なした。ほかの記事でも紹介している気がするが、これは良著。

ISMS関連の書籍。

ISO/IEC 27001を避けることは難しいので、読み直した。

特に、「ISO/IEC 27001 情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)構築・運用の実践」は体系だって、説明されている良著。
「ISO/IEC27001 情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)規格要求事項の徹底解説」はネットで断片を今時だとみることはできるので、必須ではないが、あると便利。

インフラデザインパターン

インフラ設計のデザインパターン

私はソフトウェアのアーキテクトや、ソフトウェアの開発をコンポーネント設計や実装面を得意とすることもありインフラ設計は関わることは少ないが、とはいえ、インフラの設計者と対話は必要だし、場合によっては設計もする。

そのため、この書籍を読んだ。

図が豊富なので、ぱっとわかりやすいのと、あとはこれは私の興味ではるが、セキュリティに関する章があるのが実によい。またクラウドインフラの章もよい。良著。

Kubenetesで実践するクラウドネイティブDevOps

Kubenetes、DevOpsは身近だったので(略